あああなんだか欲求不満だ

フラストレーションは 日本語で端的に言えば「欲求不満」のこと

フラストレーションは、日本語で端的に言えば「欲求不満」のこと。自分の中でしたいことや、何か手に入れたいものがあるのに、それが邪魔されて達成できない状態になると、人はイライラしたり不安を感じたりします。場合によっては周りに対して攻撃的になってしまう人や、暴飲暴食に走るなどヤケになってしまう人もいるこの状態を、「フラストレーションが溜まる」と呼ぶのです。

『Spring has come!』月村奎月村さんの本は、もうどれが未読か既読か、わからなくなってきた。そして最初の頃はピュアピュアしてちゃんと成長していく青少年たちが新鮮で、どれも好みだったけど、次第にどれも同じように思えてきた。この人は、毎回井カラーの異なるエンタテイメントを追及するというよりは、自分の中にある確固たるものを永遠に書き続けたいタイプなんだろうな。で、この本は2001年発行だけど、なんと、つい数日前に読んだ『ビター・スイート・レシピ』と構造が激似だった。ラストの落とし方以外はほぼ同じといってもいいかも。ちょっとヒネた学生の受と、オチャラケた感じの年上の攻というカップル。性格も「ビター~」の二人と似通っているし、ゆえに攻のアプローチも、受の勘違いの設定も同じ。途中で攻のモトカレが出てきて、そこで初めて受が嫉妬して自分の気持ちを確認する、というプロットまで同じ。おいおい。でも、割と最近の作品である「ビター~」よりは、こちらの作品のほうがまだ月村さんっぽいな。朝チュンだし、攻を意識し始めてからの受クンの心の変化が丁寧に描かれている。ローカルな地方都市というのも月村さんらしい。高崎っぽいから、東松山インターとか利根川超えとか、伊香保とか佐野とか、ドライブのルートが手に取るようにわかって面白かった。蕎麦屋は赤城のふもとにもおいしいところがあるぞ(笑)。えーっと、受くんは苦労症の高校生で、母親代わりも努める長男。「なんで僕だけ」と不平不満を募らせながらも、全部自分でやらないと気がすまない。なにかというと皮肉っぽくつっかかるくせに、そのくせ言いたいことはちゃんと言わない。なんかすんごくヤな性格だなと思ったのは、たぶん自分の性格と似ているからだ(笑)。でもヒネた考え方をする自分を常に反省もしているけど、若さゆえに(笑)制御が利かない。攻は5歳年上で、昔は優等生だったのに男に告白して振られたショックから自殺未遂を図った過去があり、以来一転してエリートコースからドロップアウトして、地方都市の商店街でけなげに惣菜屋をやっている。「ビター~」は独立パティシェリだったし、日常に身近な職人を攻に設定するのが好きなんだな、月村さん。しかも食べ物関係。これは好みだ。でもやっぱり気になる「ビター~」との酷似。なにより年下の受へのアプローチが、子ども扱いというか、なだめすかすようにだましだまししながら落とす手法がそっくりだった。そのくせ、チャラけた言動ばかりが記憶に残って、なかなか本心を言わないところが信用ならない(笑)。自分の苦手なタイプだというのもあるけど、こういうアプローチで落ちるのは、相手がまだ未熟だからこそだよね。あああなんだか欲求不満だ。ここのところ小説で自分にフィットするものに出会えていない。そろそろストックしてある水原さんの過去作品にでも手を出すか。イラストは小説では初めて目にする人。新書館関係でよく目にする名前の人だけど、なんか下手だよ。好みに合わないというのもあるけど、10年近く前だと、こういう造形も受け入れられたのか。顔も身体も横幅が広い感じは苦手。目も生きてないし、あれれこの人こんなに下手だっけ?とちょっとびっくり。

テレビドラマや映画、マンガやアニメなど、非日常的で現実には起こらないストーリーにやたらと感情移入してしまうのは、自分の日常にある現実での欲求不満を代わりに満たそうとしているからかもしれません。物語世界の主人公は、普通ならありえない能力を使ったり都合よく奇跡が起きたりと、欲求を実現してくれる存在です。そこに自分を投影することで、フラストレーションを解消しようとするのです。

いろいろなスポーツの競技だけでなく、筋トレでも同じ効果が得られます。また、オーガズムと同じような感覚を得られるトレーニングもあることから、性的な欲求不満も解消できる方法です。

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